サポート情報

火災後、ご自宅の金庫はどうなってしまうのでしょうか?中に保管してあるものは守られるのでしょうか?

白い金庫画像

あなたが万が一火災に遭ってしまったとき、ご自宅の金庫はどうなってしまうのか、金庫に保管したものがちゃんと守られるのか、考えたことはありますか?

例えば木造一戸建て住宅が全焼すると、建物の構造にもよりますが、屋根と2階が落下して、多くの瓦礫が発生します。

このような状況でも、審査機関の認証を受けた耐火金庫に保管していれば、その性能の範囲内で、大切なものや重要なものを守ることができるのです。

ここでは耐火金庫の試験内容と、火災後の耐火金庫の状態について説明します。

金庫内に保管するものを選別して、もしもの時の備えにしましょう。

 

耐火試験の内容は、どのようなものでしょうか?

耐火試験

耐火金庫は、JIS(日本)、SP(スウェーデン)、UL(アメリカ)、GOST(Russia)、KS(韓国)、ECG-S(EU)、CE(EU)等といった検査認証機関による、客観的な審査や評価試験に合格した製品になります。

一般的な耐火試験では、まず金庫を炉内に入れて加熱し、それぞれの認証機関で設定した、火災時を想定した温度まで、規定時間加熱させます。

その後、内部温度が設定温度以下を保ち、庫内にある一般紙の変色や劣化などがなく、判読できるかどうかの試験をします。

実際のテスト時の動画をご覧ください。

Fire Test, diplomat SAFE - YouTube

 

また一部の検査認証機関では、急加熱・衝撃落下併用試験を行っています。

これは、規定時間加熱させた金庫を、規定された高さよりコンクリート床に落下させ、再び金庫を上下逆さまにして炉内にて規定温度で、規定時間加熱する試験になっています。

実際のテスト時の動画をご覧ください。

Drop Test, diplomat SAFE - YouTube

 

では、火災や衝撃後の耐火金庫はどうなっているでしょうか。

耐火試験後の金庫の外観

動画の中でも確認できますが、火災により耐火金庫は、ロックシステムやレバーを焼失してしまう可能性があります。

そして、金庫内を確認するためには、その金庫本来の方法では開錠することができず、工具を使用しての開錠になることが想定されます。

可能であれば、メーカーもしくは販売店を通じて、専門業者を手配して作業してもらうようにしましょう。

 

耐火試験後の金庫の内部

また、先の耐火テスト内容の際にも触れましたが、耐火金庫の耐火性能は、あくまでも一般紙が基準となります。

そのため、金庫内に保管している紙以外のもの全てが、守られるわけではないことにご注意ください。

宝石などの貴金属品や美術品などは、一般紙と耐熱温度が異なるため、金庫内に保管することで、場合によっては本来の価値を失ってしまう可能性もあります。

金庫に何を保管するのか、また保管するものの素材や性質、耐熱温度に注意し、必要に応じて購入した店舗等で保管方法を確認することをおすすめします。

世界100ヵ国以上に輸出されているディプロマット製品は、耐火試験はもとより、急加熱・衝撃落下併用試験にも合格しており、その品質が証明されています。

また一部製品には、耐水性能も有しています。あなたの大切なもの、重要なものを保管する金庫には、是非当社製品をご用命ください。

 

震災時にも、漂流した金庫が返還されました!

東日本大震災では、津波で建物が破壊されてしまい、多くの貴重品も流されてしまいました。

被災地(岩手県、宮城県、福島県)の警察には、流された約6,000個の金庫が届けられ、そのうちの99.8%以上が、預金通帳や権利書、思い出の品などとともに、持ち主へ返還されたと話題になりました。

もしもの時に備えて大切なもの、重要なものを金庫に保管しておけば、災害に遭った際にも、散逸や盗難、消失から守り、手元にもどってくる可能性が高くなります。

今のうちに金庫を準備されてはいかがでしょうか。

 

金庫の有効耐用年数は20年です!

金庫の有効耐用年数

耐火金庫には20年という有効耐用年数が設定されています。

なぜ20年という有効耐用年数が設定されているかは、下記リンクよりご確認ください。

金庫の有効耐用年数はどのくらいなのでしょうか?買い替えの時の古い金庫の処分はどうすればよいでしょうか? | 【公式】ディプロマット・ジャパン株式会社 (diplomat-jpn.com)

せっかく耐火金庫を所有していても、もしもの時に、その金庫の性能が発揮されないのは避けたいところです。いつ起こるか分からない災害に備えて、購入から20年を経過している耐火金庫は、早めに入替えを検討するようにしましょう。

 

当社の火災補償サービスについて

赤い金庫画像

耐火金庫は通常の保証サービスに加えて、火災に遭った際の補償サービスを用意しているメーカーもあります。

当社では一部製品を除き、18ヶ月保証を付けております。

また、耐火金庫に限り、「火災補償サービス」として、万が一火災により耐火金庫が焼損した場合に、現在ご使用になられている金庫と同等品を無料にてお届けするサービスを行っています。

但し、当社製の耐火金庫であること(セキュリティセーフは除きます)、お買い上げから20年以内であること、金庫内の収納物は対象外であること等条件がございます。

詳細は下記リンクにてご確認ください。

https://diplomat-jpn.com/wp-content/themes/lightning_child/pdf/fire_guarantee.pdf

 

【公式】ディプロマット・ジャパン・ストア (diplomat-jpn-store.com)

 

diplomatj japan storeバナー