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不審者による金庫の持ち去り対策について

 

金庫は一般的に、あなたの大切なものを守るために使用する方が多いですが、一方で不審者にとっては、貴重品や高価なものが入っていると考え、その場での扉のこじ開けや、場合によっては金庫ごと持ち去られてしまう犯行もあります。

ここでは、不審者による金庫の持ち去り対策を説明します。金庫の設置場所のちょっとした工夫から、施工工事のタイプまで、いくつかの方法があります。これから金庫を購入する方はもちろん、すでに金庫を所有されている方も含めて、不審者による金庫の持ち去り対策を、今一度考えてみましょう。

 

金庫の持ち去り対策

庫の持ち去り対策は、持ち去りそのものを防ぐものではありません。あくまでも、持ち去りに少しでも時間がかかるようにするための対策になります。ここでは5つの対策を説明します。これらを複合的に実施することで、より効果が高めることができるでしょう。

 

設置場所の工夫

金庫をどこに設置するかでも、持ち去りにくさが変わってきます。例えば玄関に近い場所や、設置する部屋の窓際より、出来るだけ室内の奥に設置したほうが、持ち去るのに時間がかかるという点で、有効な対策になります。またその経路上に施錠できるドアが複数あれば、そこでもより持ち去りにくくなります。一戸建てであれば、1階よりも2階設置の方が玄関から離れているという点で安心です。また当然ですが、軽量の金庫より、ある程度重量のある金庫のほうが持ち去られにくくなります。不審者による犯行時間は、5~10分程度と言われています。例えば金庫を設置してある部屋の照明が、簡単に点灯しないようにすることも、少しでも持ち去りに時間がかかる点で有効です。

 

設置位置の工夫

次に金庫を設置する位置についてです。不審者が何人で犯行に及ぶかはわかりませんが、金庫の設置位置でも、持ち去りにくくすることは可能です。具体的には、金庫の開放された面をできるだけ少なくすることです。

扉以外の側面の3面が開放されている場合は、複数人で持ち上げるスペースがあるので持ち去られやすいのに対し、扉のある前面のみが開放されている場合は、複数人で持ち上げるスペースも少なくなることから、持ち去られにくくなると言えます。金庫の扉を開ける際のスペースは確保した上で、扉面以外の側面3面を、壁や什器等で囲むようにするとよいでしょう。

 

金庫の床面への固定や金庫底部の鉄板固定

金庫の持ち去り対策というと、金庫の床面への固定や、金庫底部の鉄板固定を考える人も多いでしょう。これらの対策は別途有償になる分、上記で説明した工夫と比べて、より効果が高いと言えます。ただし製品によっては、こうした床面や鉄板での固定が出来ない製品もあります。事前にメーカーや販売店に確認をするようにしましょう。

金庫の床面への固定や鉄板固定の方法については、下記URLにてご確認ください。

【公式】ディプロマット・ジャパン株式会社 (diplomat-jpn.com)

 

金庫のアラーム機能

金庫によっては、アラーム機能のある製品があります。一般的に金庫のアラーム機能は、衝撃や傾きに反応して、警報音が発報します。こうしたアラーム機能を設定しておけば、有効な対策の一つになります。ただしこのアラーム機能は、直接的な持ち去り対策ではないので、他の対策とかけ合わせて検討することをおすすめします。

また、事前にどの程度のアラーム音が発報するのかを確認しておくことも大切です。

当社ディプロマット製耐火金庫には、内蔵アラーム機能が標準で付いています(ダブルドアシリーズは除く)。またプレミアム金庫のPALLADIUMシリーズ、HANAシリーズ、BEYONDシリーズ、WiSEシリーズには、内蔵アラームとは別で、外付けアラームも付属されています。

 

ホームセキュリティシステムでの対策

玄関ドアや金庫を設置してある部屋へ人感センサー等を設置して、不審者が侵入してきたら、警備会社への通報や警報音が発報されるといったホームセキュリティも、金庫の持ち去り対策には有効です。必要に応じて、警備会社と契約することをおすすめします。また防犯カメラの設置も、抑止力になるでしょう。

 

不審者による金庫の持ち去りへの対策は、これまで説明した5つ(設置場所の工夫/設置位置の工夫/金庫底部の固定/金庫のアラーム機能/ホームセキュリティでの対策)を中心に、複合的な対策を行うことで、効果が高まると言えます。少しでも持ち去られにくくするためにも、どこまでの対策を取るべきか、十分検討するようにしましょう。

 

当社公式ストアのディプロマット・ジャパンストアでは、ディプロマット製プレミアム金庫シリーズをはじめとした各種家庭用金庫を取り揃えております。是非ご検討ください。

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