
家庭用金庫を検討する際に気を付けたいこと
家庭用金庫を購入する際には、どのような点に注意すべきでしょうか?代表的なこととして、購入した金庫は誰が使うのか、何を収納保管するのか、どのくらいのサイズの金庫が必要なのか、どういう性能や機能が必要なのか、家のどこに設置すべきか等があるでしょう。ここではその詳細について説明します。これから家庭用金庫の購入を検討する方に、一読いただけますと幸いです。
金庫は誰が使うのか?何を収納保管するのか?
これから購入する金庫は、主に誰が使うのか、また何を収納保管するかで、あなたが選ぶべき金庫の性能や機能、サイズも異なってきます。
例えば、あなたが一人で金庫を使用するとして、通帳、保険証、パスポート等の個人情報や重要書類等を保管しようとした場合は、ディプロマット製品では、容量19L、重さ31㎏程度の耐火金庫で問題ないでしょう。
家族4名の通帳、保険証、パスポート等の個人情報や不動産の権利書等の書類を保管しようとした場合であれば、ディプロマット製品では、容量36Lで重さが60㎏程度、またはそれ以上のサイズの耐火金庫をおすすめします。サイズは少し大きく感じるかもしれませんが、金庫は一度購入するとなかなか買い替えしないものです。
ライフスタイルの変化を考慮して、ゆとりあるサイズの金庫を検討することをおすすめします。
金庫の性能や機能を考えましょう
金庫には、耐火金庫、防盗金庫、保管庫(セキュリティセーフ)等の種類があります。
耐火金庫は、火災時に金庫内の収納物を守ることができ(一般紙でテストしています)、重量もあるため、不審者による持ち去られにくい金庫です。
また製品によっては耐水性能のある金庫もあります。これは火災時の消火、散水でも、金庫内の収納物が濡れない性能になります。
防盗性能のある金庫は、耐火性能に加えて、道具や工具を使用した不正な開錠行為からも防げる性能があり、より防犯意識を高めたい方におすすめです。
保管庫(セキュリティセーフ)は、耐火金庫よりも安価で、大切なものを簡易的に収納保管することができるので便利ですが、耐火性能や防盗性能もなく、また10㎏程度の重量の製品も多く、持ち運びも可能なため、注意が必要です。
金庫には、ダイヤル式やシリンダーキー式、テンキー式、指紋認証式などのロックタイプがあり、どのロックタイプを選ぶかで、利便性が異なります。使い勝手とセキュリティ性のバランスの取れたロックタイプを選ぶようにしましょう。ロックタイプの詳細は、下記URLを参照ください。
ディプロマット製のテンキー式ロックには、警報アラーム機能やデュアルロック機能、不正入力ロック機能、暗証番号覗き見防止機能と言った、デジタルテンキー式ならではのセキュリティ機能があります(一部製品は除く)。セキュリティ性を高めるためにも、必要に応じて、こうした機能を活用するようにしましょう。
家庭における金庫の設置場所を考えましょう
家庭において、建物の種別にもよりますが、どの場所に金庫を設置するかも注意が必要です。
金庫を設置する上で、防犯対策を考えた場合には、
- 玄関の近くではなく、より遠い位置
- 戸建てであれば、1階よりも2階
- 窓際から離れた位置
- 家の外から金庫が見えない場所
- 金庫を設置する部屋にも鍵がかかること
- できるだけ目立たない場所 等
といった場所がおすすめです。
最近では、クローゼットの中に設置したいという方も多くなってきました。特に60㎏程度の大きさの耐火金庫をクローゼットに設置する場合は、クローゼットのサイズによっては、配送業者が設置する際の作業スペースが取れず、設置ができない場合があります。事前にメーカーや販売店へ確認しておくとよいでしょう。
また持ち去り対策として、金庫を床や壁等と固定したいとの要望もありますが、製品や設置場所に条件がありますので、事前にメーカーや販売店と相談するようにしましょう。
防犯対策は、金庫廻りだけでなく、ホームセキュリティや監視カメラ、窓枠や防犯ガラスの強化含め、複合的な対策を取ることをおすすめします。
設置場所の耐荷重について
例えば100㎏を超える耐火金庫をご家庭に設置する場合には、床の耐荷重に注意する必要があります。一般的な住宅の場合、建築基準法では、構造の種類を問わず、特に設計上の指定がない限り、1800N/㎡(183kg/平方メートル当たり)を床板の耐荷重の目安としています。しかし、経年とともに、たわみや凹みが発生しないとは限りませんので、こうした耐火金庫を設置する際には、事前に建物の施工業者へ確認を取るようにしましょう。
また小型の金庫の場合は、床への直置きではなく、棚などに設置したい方もいるでしょう。耐火金庫は小型のものでも、30㎏程度あります。事前に棚の耐荷重を確認するようにしましょう。
金庫の搬入方法について
どのサイズの金庫を購入するかでも異なりますが、耐火金庫の場合は、小型のものでも30㎏程度、大型のものになると300kgを超えるものもあります。
耐火金庫の搬入方法は、30㎏程度のものであれば、あなた自身で設置が可能なものもありますが、耐火金庫は重量物になりますので、メーカーや販売店が手配する配送業者に依頼すると安心です。搬入経路及び設置場所に、配送業者の必要な作業スペースが確保されているか、事前に確認するようにしましょう。
また100㎏前後の耐火金庫で、階段上下作業が発生する場合には、屋内外の階段段数によって費用が異なる場合があります。見積段階で、搬入条件を正確に販売店へ伝えるようにしましょう。
当社公式ストアの「ディプロマット・ジャパンストア」では、セキュリティ性はもちろん、デザイン性も高いプレミアムセーフを中心に販売しています。また最近では、公式ストア限定品の取扱いも始めています。様々なインテリアにも調和するプレミアムセーフを、家庭用金庫としてご検討されてみてはいかかでしょうか。