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家庭用金庫を防犯対策として使用する場合に、必要な性能や条件とは?

ディプロマット・ジャパンの耐火・防盗金庫

金庫には二つのタイプがあります。

一つは火災対策を目的として使われる「耐火金庫」、もう一つは盗難や防犯を目的とした「防盗金庫」です。

この防盗金庫は、日本において一般的には、防盗性能と耐火性能を兼ね備えた金庫になります。金庫を一般家庭で購入される場合、ほとんどの方が金庫の使い方や価格面で耐火金庫を検討されることが多いですが、もしあなたが金庫を、高価なものを保管するための防犯対策として使用することをお考えであれば、「防盗金庫」を選ばれることをおすすめします。

ここでは、この防盗金庫や防犯対策として役立つ金庫の性能を紹介しながら、一般家庭における金庫の防犯対策を説明します。

防犯対策として必要な金庫とは

金庫の防盗対策の要・カンヌキ

耐火金庫にも耐火性能を認証する機関があるのと同様に、防盗金庫でも、防盗性能を認証する審査機関があります。

代表的なものとして、JIS規格(日本)やUL規格(アメリカ)、ECP・S規格(ヨーロッパ)があります。日本では、金庫破りの多くが扉のこじ開けによるものだったため、2006年(平成18年)に、耐火金庫のJIS規格の中に、防盗性能試験の項目が盛り込まれるようになりました。

防盗性能とは、一般的に、正面扉内部に特別な鋼材を使用することで、電動ドリルなどの工具による破壊防止に一定時間対処したり、またカンヌキをより太くしたり本数を増やすことで、バールなどの工具からの破壊防止に一定時間対処するようになっています。防盗性能を持つ金庫は、こうした破壊行為に対応する構造になっているため、小型のものでも100㎏を超える重量があり、また耐火金庫と比べて販売価格も高いものが多くなってます。工具などを使用した破壊行為から、金庫を完全に守ることは難しいですが、防犯対策としての金庫をお考えならば、こうした防盗性能のある、安心感のある金庫をご検討してみてはいかがでしょうか。

防犯に役立つ金庫の性能・機能

ディプロマット・ジャパンの金庫の防犯システム

物理的な金庫の破壊行為に対処するには、上記のような防盗金庫がおすすめですが、他にも金庫には、防犯対策として役立つ機能がいくつかあります。

一つ目は、盗難防止アラーム機能です。これは、金庫に衝撃や傾きを与えると、大音量の警報音が鳴り、周囲に異変を知らせてくれる機能です。金庫の不正な持ち出しや破壊行為による衝撃などで警報が作動しますので、ご自宅の金庫にこの機能があれば、防犯対策のためにも忘れずに設定しましょう。

二つ目は、暗証番号間違いロック機能です。これは、間違った暗証番号を連続5回入力すると、一定時間金庫の操作が不能になる機能です。泥棒は時間がかかると諦める傾向にありますので、こうした機能も、防犯の上で効果のある機能になります。

また金庫を勝手に開けられないようにする対策ですが、例えばテンキー式金庫であれば暗証番号を長く設定することで漏えいを防ぐことや、覗き見による暗証番号の解読を防ぐための覗き見防止機能がある金庫もあります。これらは、いずれも当社の耐火金庫で有している機能になります。他にも金庫のロックタイプをダブルロックにしたり、指紋認証タイプのものにするなど、金庫の性能や機能を複合的に使用することで、防犯対策やセキュリテイ性を高めるようにしましょう。

防犯対策をする上での金庫の設置場所

金庫の設置場所イメージ・リビング

防犯対策をする上で、家庭用金庫はご自宅のどこに設置すればよいのでしょうか。戸建かマンションかでも異なりますが、ここからは金庫の設置場所の条件について説明します。

防盗金庫や重量のある耐火金庫の設置場所ですが、特に防盗金庫は非常に重量がありますので、まずは設置場所の耐荷重に注意する必要があります。もし耐荷重が分からない場合は、事前に建物の施工業者に確認するようにしましょう。

次に防犯対策をする上での、ご自宅内の金庫の設置場所についてです。持ち運びができる金庫ではなく、ある程度重量がある金庫であることが前提ですが、ご自宅の中で出来るだけ持ち去りにくい場所に設置することがおすすめです。具体的には、1階よりも2階、ご自宅の中でもできるだけ奥まった場所、金庫を設置する部屋に至る経路に複数の施錠されたドアがあること、家具や什器に囲まれていること、夜間に簡単に照明が点灯しないようにする等、設置場所に工夫をするようにしましょう。

また金庫の設置位置も考えましょう。出来るだけ金庫の解放された面を少なくさせることがポイントです。そうすることで金庫の破壊行為をするスペースが少なくなることや、単純に持ち去りにくくなるため、防犯対策として有効になります。また、持ち去りへの対策としては、金庫メーカーや機種にもよりますが、床や壁への固定も検討しましょう。この金庫の固定には、金庫本体や施工する場所に諸条件がありますが、金庫の移動や持ち去り阻止には効果的です。

より安心・安全な防犯対策をするためには

家庭のセキュリティ対策

家庭用金庫の防犯対策について説明してきましたが、より強固で安心なセキュリテイを望むなら、重量もあり高価な防盗金庫を検討することがベストですが、一般の家庭用金庫として使用する際には、耐荷重や予算的にも検討が必要です。ご購入される金庫の、ご自宅内での設置場所や設置位置、金庫の持つ性能や機能を十分に活用し、それぞれのご家庭に合った防犯対策と金庫をお選びすることをおすすめします。さらにはホームセキュリティや、監視カメラなども併用してゆくことで、より安全な防犯対策が可能となるでしょう。

ディプロマット・ジャパンストアでは、60分の耐火性能があり防盗性能のあるプレミアム金庫として、PALLADIUMシリーズと、NEXTシリーズをご用意しております。あなたの大切なものをより安全に守るためにも、ご検討してみてはいかがでしょうか。

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