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耐火金庫の配送・搬入・設置の際に気を付けたい5つのポイント

耐火金庫の配送・搬入・設置の際に気を付けたい5つのポイント

耐火金庫は例年、年度末の3月や新生活が始まる4月に購入する方が多くなる時期です。
 
では、耐火金庫を購入する際には、どういう点に気を付けるべきでしょうか。
サイズやロックタイプ、金庫の中に何をどの程度収納保管するのか、コスト、デザイン性等があるかと思いますが、重量50㎏を超える耐火金庫では、配送や搬入、設置場所にも注意する必要があります。
 
ここでは、中~大型の耐火金庫の配送に関する注意点を、5つのポイントに絞って説明します。
特にこれからサイズの大きな耐火金庫の購入を検討される方は、是非参考にしてください。

①そもそも配送はどうすべきか?

重量50㎏を超える耐火金庫であれば、メーカー直送がほとんどです。
なかには軒先渡しも可能な商品もありますが、耐火金庫は重量物になりますので、できれば別途費用が発生するかもしれませんが、安全性をふまえ、開梱設置と呼ばれる、配送+希望する場所までの設置+梱包材回収までを含んだサービスを、購入時に合わせて申し込まれることをおすすめします。

②搬入に関しての事前確認事項

開梱設置作業を申し込まれる場合は、円滑に購入するためにも、事前に以下の情報を調べておくようにしましょう。
・設置する建物の形態(マンション、一戸建て、オフィスビル等)
・設置階数
・マンション、オフィスビルであれば、EV使用可否
・屋内外問わず、階段・段差の数
・搬入経路上の有効幅が、金庫のサイズ+10cm確保されているかどうか

耐火金庫の開梱設置作業は、一般的に階段・段差の上下費用で、変動することがほとんどです。屋内外含め、正確な階段・段差数を調べておきましょう。
また一戸建てで、階段2階に耐火金庫を設置したい場合は、手すり部分を除いた階段の有効幅が、金庫のサイズ+10cm確保できているかを確認してください。
急階段や螺旋階段は、搬入できない場合が多いです。納品作業時に希望する場所への搬入が困難な場合には、耐火金庫自体の注文キャンセルはできないので、同じ敷地内の設置できる場所へ設置する形となります。

大規模オフィスビルやマンションでは、地下駐車場から搬入する場合も増えてきました。地下駐車場からの搬入の場合、配送業者の車両によっては車高制限となる場合もあります。こうした情報も事前に情報を販売店へ伝えるようにしましょう。

どうしても搬入に心配な場合は、搬入経路の画像を販売店へ送ることや、あるいは下見依頼をするなどして、事前確認を十分行うことをおすすめします。
搬入時のトラブルを避けるためにも、正しい情報を、販売店へ伝えるようにしましょう。

③設置場所の耐荷重の確認

耐火金庫は重量物となり、設置する場所の状況によっては、耐荷重の確認が必要となりますが、設置場所の耐荷重は、金庫メーカーや販売店では確認することができませんので、ご了承ください。

建築基準法における住宅の床の耐荷重は、一般的に1㎡あたり(約183kg/m²)と定められています。この基準は人が生活する上での最低強度であり、一般的な家具、家電、人体の重さには対応しますが、大型金庫や重い水槽などは補強が必要な場合もあります。こうした点をふまえ、事前に建物の施工業者や設計担当者へ確認を取るようにしましょう。

 

④耐火金庫の持ち去り対策

最近では不審者による金庫の持ち去りといった事件も多発しています。
耐火金庫を設置する上で、こうしたことに対する対策も検討する必要があります。

金庫の持ち去り対策にも、工事等が発生する直接的な方法や、ちょっとした工夫をすることによる間接的方法等いくつかあります。

例えば、
・金庫自体を壁面へ埋め込む方法
・耐火金庫と設置する床面や壁面を、金庫内部からアンカーボルトを用いて固定する方法
・大きなサイズの鉄板等を用意し、金庫底部と鉄板を固定することで、持ち去りにくくする方法
・そもそも持ち去りできないような重量の耐火金庫を購入すること
・耐火金庫の設置場所を、ドアから離れた位置や、複数の施錠されたドアがある部屋、什器などに囲まれている場所への設置すること
・金庫に、衝撃や傾けを感知した際に動作する、アラーム装置を取り付けること

金庫の持ち去り対策は、合わせて下記も参考にしてください。
金庫の固定方法について
https://diplomat-jpn.com/support/how-to-secure-a-safe/
持ち去り対策を考えるときの金庫の重量
https://diplomat-jpn.com/support/how-heavy-should-safe-be-to-prevent-theft/

防犯上の対策は、上記以外にも、ホームセキュリティの導入や、防犯カメラの設置など、複合的な対策を行うことをおすすめします。

⑤納品日と配送時間について

開梱設置作業を伴う耐火金庫の納品日は、必ず受け取り可能な日程で申込をしましょう。耐火金庫の配送は、専門業者による対応のため、特に確定した納品日を、直前に変更することが難しいです。変更依頼をするタイミングや、次回の希望する納品日程によっては、別途追加料金が発生する場合もあります。もし納品日を変更したい場合には、早めに販売店へご相談ください。
また配送時間に関しても、配送業者の都合上、時間(帯)指定ができない場合もありますが、納品エリアや時期によっては、別途有料で、お受け出来る場合もありますので、販売店へご相談ください。
開梱設置を伴う製品の場合は、購入する製品にもよりますが、前日もしくは当日に、配送業者より、おおよその納品時間連絡が入りますので、必ず連絡がつく電話番号を伝えておくようにしましょう。

例年3~4月は金庫の出荷が多い時期になります。特に年度末内の納入期限のある官公庁や、移転引越しに伴い耐火金庫を検討される場合には、日程的にも余裕を持って、検討するようにしましょう。

著者:菅谷 浩行
ディプロマット・ジャパン株式会社 金庫診断士

金庫の販売・導入サポートを通じて蓄積した実務経験をもとに、
家庭用・法人向けを問わず、金庫選びや使い方、防災・防犯に関する情報を発信しています