
生体認証式の金庫とは?その種類と特長を紹介します!
金庫のロックタイプには、ダイヤル式、シリンダーキー式、テンキー式などがありますが、最近では指紋認証式や顔認証、虹彩(黒目)認証式といった生体認証式のロックタイプも増えてきました。
この生体認証式のロックタイプは、鍵の紛失や暗証番号忘れの心配が無く、しかも本人確認が確実と言う点で、セキュリティ性が高いことが特長です。
ここでは、この生体認証式ロックタイプを説明します。これから金庫の購入を検討されている方は、是非ご一読いただけますと幸いです。
生体認証式ロックタイプの種類と特長
生体認証式ロックタイプは上記に記載したように、いくつか種類があり、それぞれに特長があります。以下ご確認ください。
- 指紋認証式
指紋認証式は、あらかじめ登録しておいた指紋を鍵として利用し、開錠するロックタイプのことです。登録した特定の指紋を持つ人だけが金庫を開けることができます。生体認証式のなかでは、採用している製品が多いロックタイプです。
- 指静脈認証式
指の内部にある静脈パターンを読み取って、本人認証を行うロックタイプのことです。手荒れや加齢といった身体的状況に左右されにくい点で、セキュリティ性と利便性が高い認証方法です。
- 顔認証式
人の顔をカメラで認識し、登録された顔のデータと照合することで開錠するロックタイプのことです。最近では生体検知機能が向上し、高い認証精度になっています。顔認証は、両手がふさがっている時でも簡単に開錠ができ、また衛生的とも言えます。
- 虹彩(黒目)認証式
人間の目の虹彩(黒目の周りのドーナツ状の模様部分)のパターンを読み取り、それを本人認証に利用して開錠するロックタイプのことです。虹彩には一人ひとりが持つ固有の複雑なパターンがあり、偽造やなりすましが極めて困難と言われ、現時点では最も信頼性の高い生体認証の一つとされています。
生体認証式ロックタイプのメリット、デメリットと購入する際のポイント
セキュリティ性と利便性の高い生体認証式ロックタイプですが、改めてそのメリットとデメリットを紹介します。
生体認証式ロックタイプのメリット
- 登録したその本人でないと開錠ができない点
- 複数人の登録が可能なので、共同で管理しやすい点
- 認証ができれば、すぐに開錠できる点
- 顔や虹彩認証は、認識装置に非接触で開錠できるので、衛生的である点
生体認証式ロックタイプのデメリット
- 従来のロックタイプの金庫と比べて、金額が高額になる傾向がある点
- 指紋認証は指の表面の状態(乾燥、汚れ、傷、濡れなど)に影響を受けやすい点
- 顔認証や虹彩認証は、光の加減(逆光、暗すぎ、明るすぎなど)、顔の向き、表情、髪型、メガネ、帽子の有無、化粧の状態など、環境や顔の状態によって認証精度が変動する可能性がある点
- 機器の故障があり得る点
これらをふまえて、生体認証式ロックタイプの金庫を購入する際のポイントですが、生体認証が認証しない場合もあるので、必ずテンキーやシリンダーキー式といった、異なるロックタイプでも開錠できるコンビネーションタイプのものを選ぶようにしましょう。
また、いずれの認証装置も精密部品となります。万が一故障した場合のことをふまえ、アフターサポート体制がしっかりしているメーカーの製品を選ぶようにしましょう。
生体認証式ロックタイプのディプロマット製品
ディプロマット製品では、下記5シリーズで、指紋認証式+テンキー式の耐火金庫をご用意しています。
どのシリーズも、指紋は32個まで登録可能です。いずれもテンキー式ロックが備わっています。当社のテンキー式ロックタイプの機能である暗証番号覗き見防止や番号間違えロック機能なども付いていますので、必要に応じて使うようにしましょう。いずれも単三アルカリ電池で作動しますが、電池交換をする場合でも、設定してある暗証番号や指紋登録は、再設定することなく、そのまま引き継がれますので、ご安心ください。
当社の指紋認証式の金庫をご検討の際は、是非【公式ストア】ディプロマット・ジャパン・ストアにてお買い求めください。