金庫が急に開かなくなった時の対処方法
これまで問題なく開けることができていた金庫が、急に開錠できなくなったとき、あなたはどうしますか?
テンキー式の暗証番号やダイヤル式金庫の開ける手順を忘れてしまった、あるいはシリンダー式の鍵を失くしてしまったなどが原因で、金庫を解錠することができなくなることもあるでしょう。
その場合多くの方は、まずメーカーや購入した販売店に連絡することを考えるでしょう。
アフターサービスのある金庫メーカーであれば、電話やメール等で、開錠方法の相談ができるので、安心感があります。
また、ご自身で開けることを試す方もいるでしょう。ここでは当社が扱うテンキー式の金庫が急に開錠できなくなったときの対処方法を説明します。金庫の開錠を急ぎたいときや、メーカーへ連絡が付かないときの参考にしてください。
暗証番号を入力しても金庫が開かないとき
正しい暗証番号を入力して、レバーを廻しても、レバーがうまく廻らずに、金庫が開錠できない場合があります。
その場合ですが、液晶表示や音が反応していても、まずは電池ボックスのすべての電池を交換してみてください。これは、カンヌキを動かす電池の残量が無いために、レバーが動かず、金庫の開錠ができない場合があるためです。
当社の金庫は、アルカリ乾電池で動作します。
当社製の耐火金庫は、金庫の外側で電池交換が可能です。
交換する電池は、これまでに使用していたアルカリ乾電池ではなく、すべての本数を新品の電池に交換したうえで、金庫が正常に動作するか試してください。
テンキー式の暗証番号を忘れてしまったとき
何かしらの理由で、テンキー式金庫の暗証番号を忘れてしまい、開錠ができなくなることがあります。これは、テンキー式金庫の購入を検討している方からも、よく質問を受ける内容です。
当社の製品は、誤った暗証番号を一定回数連続で入力すると、「番号間違いロック機能」が作動し、一定時間操作が不能になります。この場合、一定時間経過すれば再度暗証番号の入力が可能になりますので、その後に正しい暗証番号を入力してください。
暗証番号がどうしても分からなくなってしまった場合、当社製の金庫の対処方法は、緊急解除キー(製品による)を使用する場合と、マスター番号照会で開錠する場合の2つあります。この二つを説明します。
緊急解除キーを使用する方法
当社の金庫には、緊急解除キーが付属されている金庫があります。この緊急解除キーが手元にあれば、暗証番号を忘れてしまった場合でも、物理的に開錠することが可能です。
緊急解除キーが付いている当社の製品は、BEYONDシリーズ、HANAシリーズ、WiSEシリーズ(2022年3月中旬以降出荷分)、Combi5シリーズ、mono5シリーズ、ホテル客室用金庫になります。
緊急解除キーを使用して開錠したあとは、あなた自身で改めて任意の暗証番号を設定するようにしましょう。
緊急解除キーは暗証番号を忘れても強制的に開錠できるのでとても便利ですが、一方で緊急解除キーの紛失や、悪意ある人に不正使用されてしまうリスクもあるので注意が必要です。
また緊急解除キーは金庫が開錠できなくなった際に使用するものですので、キー自体を金庫の中には保管せず、金庫を管理する方が別の場所に管理しておくようにしましょう。
マスター番号照会をする方法
当社製金庫を使用していて、どうしても暗証番号を忘れてしまい、金庫が開錠できなくなった場合には、金庫の製造番号ごとに当社が管理しているマスター番号照会を申請することで、開錠することが可能です。
このマスター番号照会は有償となります。また照会時には、申請書の記入、購入履歴及び身分証明書の提示が必要となります。
マスター番号照会の注意点ですが、申請書に記入するモデル番号やシリアル番号は、金庫向かって右側面の上部に記載があります。またマスター番号はセキュリティ上、電話やメール等での開示はできず、封書でのお届け(ヤマト、代引き)になりますのでご了承ください。
最近では他社メーカーの金庫にもかかわらず、当社へ問い合わせをいただく場合が増えています。
当然ながら、他社メーカーの金庫は当社での対応ができません。問い合わせの前には、使用している金庫がどのメーカーのものか、事前に確認するようにしましょう。
アフターサービスのある金庫メーカーが安心です!
上記以外にも、何かしらの原因で、金庫が開錠できない場合があるかもしれません。
金庫は大切な資産や重要書類、思い出の品などを収納保管するものです。金庫を購入する際には、いざという時に備えて、アフターサービスのあるメーカーのものを選ぶことをおすすめします。
ディプロマット・ジャパン社のアフターサービスは、平日(当社営業日)9:00~17:00まで対応しています(土日祝日、当社指定休業日は除く)。当社製品でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。