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家庭用金庫に必要な性能、機能を考えよう

あなたが家庭用金庫の購入をする際、どのようなことを重視して検討するでしょうか?サイズ感、予算感、性能や機能、使い勝手、ロックタイプ、デザイン性等々…金庫を購入する目的や、金庫に何を収納保管するかによって、重視するポイントも異なってくるでしょう。ここではその中でも、家庭用金庫に必要な性能や機能について考えたいと思います。金庫を検討する際、どのような点に注意すべきか分からない方も多いことでしょう。以下を参照していただき、ご自身に見合う性能や機能を持つ金庫を選ぶようにしましょう。

 

家庭用金庫に必要な性能とは?

金庫の主な性能には、耐火性能・防盗性能・耐水性能があります。また、耐火性能の無い保管庫(セキュリティセーフ)と呼ばれるものもあります。これらの性能について説明します。

 

耐火性能

金庫に何を収納保管するかにもよりますが、火災はいつ起こるかわかりませんので、金庫を検討する際には、まずは耐火金庫を検討することをおすすめします。

耐火性能は、火災が発生した際に、内部の収納物(主に一般紙)を熱から守る性能です。耐火時間は、

0.5時間/1時間/1.5時間/2時間/3時間/4時間の5つに分類されます。

この耐火性能は、JIS(日本産業規格)やRISE(スゥエーデン国立研究所)、KS(韓国産業規格)等といった、各認証機関が定めた耐火性能試験に合格したものになります。

またメーカーによっては、急加熱・衝撃落下性能試験と呼ばれる、急激な発火により温度上昇や落下・爆発による衝撃を想定した試験を行っているものもあります。

主な認証機関の耐火性能、急加熱・衝撃落下性能試験の内容は、下記URLを参照ください。

https://diplomat-jpn.com/support/a-test-of-fireproof-safe/

またメーカーによっては、一般紙とは別で、フレキシブルコンピュータディスク用と呼ばれるCDやDVDディスク、USBドライブやメモリースティック、各種ビデオテープ、AITやLTOなどのテープ媒体の耐火性能を持つ製品もあります。これらを金庫に収納保管したい場合には、各メディア媒体の耐火性能も事前に確認するようにしましょう。

 

防盗性能

防盗性能は、電動ドリルやバールなどの工具やバーナーなどによる破壊行為にも一定時間内耐えられる性能になります。この防盗性能のある金庫は、耐火性能も備えているものがほとんどです。

メーカーによっては、ロックが破壊された際、再施錠機能(リロッキング)がある製品もあります。JIS規格では、15分、30分、60分といった防盗等級があります。

金庫に高額な現金や貴金属を保管することは、本来おすすめしませんが、もしその必要がある場合には、より堅牢な防盗性能のある金庫を選び、ホームセキュリティや防犯カメラ等との複合的な対策を取るようにしましょう。

ディプロマット製品で防盗性能のある製品は、PALLADIUMシリーズとNEXTPLUSシリーズとなります。

 

耐水性能

耐水性能は、火災時の消化活動による散水や放水から、庫内の収納物を守るための性能です。庫内に保管した書類などが濡れるのを避けたい場合には、この耐水性能を備えた金庫を選んでおくと安心です。

ディプロマット製品では、ホーム&オフィスシリーズ、クリスタルシリーズが、耐火耐水金庫になります。

当社製品の耐水性能は、1分間に80Lの水を30分間、左右金庫の上部から散水し、散水後、金庫内に貼られた紙が濡れていないことを社内試験にて検証しています。

耐水性能の無い耐火金庫の場合は、ホームセンター等で販売している防水ケースを用意し、その中に重要書類を入れてケースごと耐火金庫の中に収納する方法もありますので、ご検討ください。

メーカーによっては、ある一定時間水に浸かっても庫内が濡れない防水保管庫もありますが、防水時間には制限がありますのでご注意ください。

 

非耐火製品について

非耐火金庫(保管庫、セキュリティセーフ)は、耐火金庫に比べて安価で購入できる点が魅力ですが、防災や防犯面で注意しておくべき点があります。

非耐火なので、火災が起こった際には庫内のものが焼損する恐れがあります。また保管庫は、10kg前後の重量であることから、床や壁への固定といった持ち去り対策が必須です。購入する際には、こうした点を十分ふまえて検討するようにしましょう。

 

家庭用金庫の必要な機能とは?

金庫はセキュリティ性が高ければ高いほど、安心感が高まるでしょう。金庫のセキュリティ性は、ロックタイプに関わってきます。

金庫のロックタイプにはいくつか種類があり、代表的なものは、ダイヤル式、シリンダーキー式、テンキー式、生体認証式がありますが、セキュリティ性を考えた場合には、例えば、1つより2つダイヤルやシリンダーキーがあるタイプの方が、開錠時の手間や鍵の管理は発生しますが、金庫のセキュリティ性は高くなります。あなたが家庭用金庫をどのように使用するかを考えて、見合うロックタイプを検討するようにしましょう。

各ロックタイプの特長は、下記URLを参照ください。

https://diplomat-jpn.com/support/locktype-safe/

 

ディプロマット製テンキー式ロックの特長

ディプロマット製品は、テンキー式がメインで、一部製品はダブルキーとしてシリンダーキーや指紋認証で開錠できるものがあります。

テンキー式のメリットの一つに、ダイヤル式やシリンダーキー式には無いセキュリティ機能があります。

当社テンキー式ロックの代表的な機能は、

①アラーム機能

②暗証番号覗き見防止機能

③デュアルロックシステム機能

④番号間違えロック機能

があります。それぞれの機能の詳細は、下記URLを参照ください。

https://diplomat-jpn.com/support/convenient-use-of-numeric-keypad-lock-ype/

これらの機能を使用することで、セキュリティ性を高めることができるので、適宜活用することをおすすめします。