
終活に向けて大切なものの整理方法
最近では、身心共に元気なうちにいつ来るか分からない人生のエンディングに向けて、様々なものを事前に整理しておく方が多くなってきました。人によって整理しておくものは様々ですが、中には遺言書やエンディングノート、銀行の通帳、保険証書や不動産の権利書など、多くの重要書類も含まれる方が多いと思います。書類に中には生前には人に見られたくないものもあるでしょう。
では、こうした重要書類をどのように整理及び管理をすべきでしょうか?
これも様々な方法がありますが、金庫は大切な書類を安全に保管し、残された家族の負担を軽減するために、とても有用になります。
またその金庫に、耐火や耐水性能、防盗性能があれば、火災や災害から重要書類を守り、盗難や紛失を防ぐことが期待できます。
ここでは、終活において金庫が必要な理由を説明します。終活に向けて、重要書類の整理方法の参考になれば幸いです。
終活で整理すべき重要書類
活で整理すべき重要書類は多岐にわたりますが、大きくは「身分に関するもの」「財産に関するもの」「医療・介護に関するもの」の3つに分類ができます。下記に、具体的にどんなものがあるのかを列記します。
身分に関する書類
・本人確認、身分証明書
-運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証
・公的手続き関連
-年金手帳(または基礎年金番号通知書)、戸籍謄本や住民票、印鑑登録証明書(カード)及び実印
・各種契約関連
-クレジットカード
-携帯電話、インターネット回線の契約情報
-公共料金の契約情報(電気、ガス、水道)
-デジタル情報(メールやSNS等のID/パスワード)
財産に関する書類
・預貯金口座
- 通帳、キャッシュカード、銀行からの重要書類(どの銀行に口座があるか、支店名、口座番号をリストアップしておくと分かりやすいでしょう。)
・ 有価証券
-株式、投資信託などの証券会社からの取引報告書、残高証明書など
・ 不動産関連
- 土地や建物の権利証(登記済証、登記識別情報)、固定資産税の納税通知書など。
・生命保険・損害保険
- 保険証券、契約内容がわかる書類(受取人が誰になっているかを確認しておきましょう)。
・ その他
- ゴルフ会員権、貴金属、骨董品など、価値のあるもののリスト。
医療・介護に関する書類
終活において、ご自身の医療や介護に関する意思を明確にしておくことは、ご家族の負担を大きく減らし、ご自身が望む形で最期を迎えられるために非常に重要です。
・エンディングノート
-エンディングノートは、法的な効力はありませんが、ご自身の意思や情報をまとめる上で大切です。医療・介護に関する基本情報の他にも、ご自身の希望も記載しておくようにしましょう。
・尊厳死宣言書
-将来ご自身が不治の病で回復の見込みがないと診断された場合に、延命治療を拒否し、人間としての尊厳を保ったまま、死を迎えることを希望する意思を表明する書類です。公正証書として作成することが望ましいです。
・任意後見契約書
-ひとりで決められるうちに、認知症や障害の場合に備えて、あらかじめご本人自らが選んだ人(任意後見人)に、代わりにしてもらいたいことを契約(任意後見契約)で決めておく制度です。 任意後見契約は、公証人の作成する公正証書によって結ぶものとされています。
終活に向けての金庫の選び方
終活を目的とした金庫を選ぶ際は、以下のポイントを考慮することがおすすめです。
・耐火性能:火災に備えるため、JIS(日本産業規格)や世界各国の認証機関が定める耐火性能試験に合格している金庫を選びましょう。耐火性能は、60分のものをおすすめすます。
・ロックの種類:使い勝手とセキュリティ性のバランスを考えて選ぶようにしましょう。
-ダイヤル式:昔ながらのタイプです。セキュリティ性が高い一方、開錠に手間がかかります。
-シリンダーキー式:鍵を差し込み廻すだけで開錠ができるので、容易に開錠することができます
が、鍵さえあれば誰でも開錠できてしまうのがネックです。
-テンキー式:暗証番号で開錠。操作が簡単で、暗証番号を変更できる点が便利です。
-生体認証式:指紋認証や顔認証など。セキュリティが最も高いですが、価格が高くなります。
・サイズと重さ:保管したい書類や貴重品の量に合わせて適切なサイズを選びましょう。また、持ち去りを防ぐため、ある程度重さのある金庫を選ぶことや、床や壁に固定できるタイプを選ぶと良いでしょう。
・保管場所:ご自宅の金庫に保管するのが最も一般的です。銀行の貸金庫はセキュリティ性が高いものの、本人が亡くなった際には手続きが煩雑になり、家族がすぐに開けられない場合があるため、終活関連の書類の保管には不向きです。
ディプロマット製耐火金庫は、使い勝手とセキュリティ性のバランスがとれたテンキー式ロックを採用しています。また一部製品には、テンキー式+指紋認証式や、テンキー式+シリンダーキー式のダブルロック等の金庫もあります。サイズは、小型のもので容量36L/重さ31㎏のものからご用意しています。
また金庫としての性能や機能はもちろん、インテリアにも調和する高いデザイン性のプレミアム金庫もご用意しています。プレミアム金庫は全7シリーズのラインナップがあります。あなたのインテリアに合わせて、使いやすい位置に金庫を設置することで、終活に向けた金庫を検討してみてはいかがでしょうか。